肥後細川庭園
*2017年 ランドスケープコンサルタンツ協会賞 '優秀賞' を受賞(設計部門)
本園は江戸時代に熊本の細川家下屋敷だった場所で、明治15年頃に庭園の骨格ができた。昭和34年に新江戸川公園として開園。平成27年から庭園と建築、隣接道路の改修が行われた。平成29年に名称を肥後細川庭園と変えリニューアルオープンした。
弊社は改修に際し、庭園2期工事(第二庭園等)・3期工事の実施設計と道路設計を行った。
平面図 敷地の北半分は目白台地からの標高差30mの斜面樹林、南半分が神田川沿いの低地を大池とした池泉回遊式庭園である。 |
前庭 龍安寺垣崩しの軽快な竹垣で仕切った前庭。本庭と一体化した明朗なデザインとした。 |
松聲閣と前庭 |
緩斜面を生かした遣水 |
板のように薄い景石で作った船着き場
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橋脚石を加工した蹲 池の畔にはユニークな造形が点在する。 |
東南門と南側道路 景観を損ねていたコンクリート塀を撤去し、低い築地塀とした。セットバックと共に線形を調整し歩道を拡げ、景観舗装やポケッパークを整備した。 |
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第二庭園 児童遊園跡を庭園として整備。サクラ大木と広場を囲む様に曲線状の芝生スタンドを作り、野外能等の観覧席を確保、既存庭園部分に馴染ませる意匠効果を持たせた。 |